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2025.03/23 マネジメント(3)

今はどのように新入社員研修を進めているのか知らないが、当方がゴム会社に入社した80年前後のとき、修士までの新入社員は半年間人事部所属の研修期間で、10月に職場配属された。


この研修期間は、大変中身の濃い内容で、ドラッカーを読んでいた当方にとっては納得のゆくカリキュラムだった。この研修が無ければ、12年間我慢して研究所に勤めていなかったかもしれない。


10月に配属された研究所は、新入社員研修で学んだことが、無駄になるような職場だった。新入社員研修そのものをバカにしている上司や研究員が多かったからである。


研究開発本部長も経営者には見えず、責任感の無いいい加減なリーダーだった。セラミックスフィーバーとなり、宮崎緑氏がMCを務めたNHK「日本の先端技術」の録画が社内で4回も放映されたにも拘らず、見ていなかった。


社長が交代し、「電池」と「メカトロニクス」、「ファインセラミックス」を3本柱として多角化を行う方針が出されても研究所の方針は変化が無かった。そもそもどのような方針だったのか記憶が無い。


新入社員研修では方針管理が徹底した経営の会社という説明があったが、研究所だけは適当だった。本部長は本部長室の一室に閉じこもり、研究部長は大部屋の机に座ったままで、毎日挨拶をする機会が多かった。


タイヤ関係の管理職と廊下ですれ違うことが多かったが、研究所の管理職とはトイレで顔をあわせるくらいで、廊下ですれ違わないのが謎だった。研究所の実験室で管理職の顔など見たことも無かったが、タイヤ部門のバンバリーを借りるときに、たまに作業場でタイヤ部門の管理職に挨拶をしていた記憶がある。

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