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2025.05/24 誠実な研究者

本来、研究者や技術者という職業は、誠実真摯でなければ成立しない、と思っている。企業経営者もそうであるべき、と言ったのはドラッカーだが、ゴーンのような経営者もいる。


ところが、企業と大学との共同研究において、とんでもない研究者と経営者の事件が報じられた。まだ提訴された段階であるが、TVでは、録音データや銀座で接待された時の領収書や性接待の話まで報じられたので事実だろう。


さらには、研究者からもっと接待するように恐喝されたというからすごいが、この話、公開された情報を読む限り、共同研究の依頼者側も問題があったように思う。一応TVでは被害者と報じられているが。


当方は、学位をT大で授与してくださるというので、学位論文の草稿を提出したら、そこから勝手に論文を出されてしまった(注)。それだけではない。奨学金を持ってこい、とまで言われたのである。ゆえに、T大を蹴って、事情を知ったある先生のご紹介で中部大学で学位を授与していただいた。


不誠実な研究者には、毅然とした態度をとる必要がある。不誠実な研究者はとかくモンスター化する。これは多くのアカデミアの研究者と接してきたので経験知である。TVで報じられたばかりの問題は、共同研究依頼者側がアカデミアの研究者をモンスターに育てた可能性がある。


当方が存じ上げているアカデミアの研究者は大半が誠実な研究者である。しかし、学位審査でそのブランドから甘言にのってしまった。論文を勝手に出された時点で辞退すればよかったのかもしれないが、高校の先輩だったのでそこを甘く見てしまった。


ただ、モンスターに育てる前に、こちらから辞退している。アカデミアとの共同研究のご相談もお受けしておりますので、お問い合わせください。いくつかテーマがございます。


(注)勝手に出された論文の筆頭には、その人物の名前が載っているが、その人物が研究に全く関与していなかった証拠はいくつか今でも保存している。この問題以外に、会社業務を遂行するために予算が無いという理由で80万円のローンを命じられた問題、アイデアをまとめ研究企画から明細書の作成まで行ったのに、特許の筆頭発明者にされなかっただけでなく、工場試作の成功で上司が研究管理の責任を問われ、その始末書を1週間かけて当方に書かされた問題、過重労働問題、FD問題、恐喝問題等いつか体験記として残したい。組織におけるハラスメントで自死される方がいるが、自死を絶対にしてはいけない。入社2年ほどで精神的に弱ければそれをしていたかもしれない状態で頑張って12年間勤務している。しかし、最後は、実験に使用していた電気炉を廃棄処分されたり、FDを壊されたりナイフが机に乗っていたりと恐喝まがいの事件が続き、高純度SiC半導体治工具事業を住友金属工業とのJVとして立ち上げながらも転職している。この事件が起きたときには同僚2人も転職しているが、ゴム会社における12年間の異常な体験は、その後ゴム会社で起きた大事件の理解を助け、経営における組織風土問題のあまり論じられない側面を学ぶことができた。昨今の情報公開という社会の動向は、この50年間の進歩だろうと感じる。昭和は、スーダラ節の大ヒットでハラスメントを隠していた時代かもしれない。

カテゴリー : 一般

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