活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2025.05/29 米の中間業者が倒産

大きなニュースとなっていないが、米の卸問屋の倒産が起きているそうだ。株式会社帝国データバンクの「『米穀店(米屋)』の休廃業・解散(倒産)動向(2024年度)」によると、2024年度、全国の米穀店(いわゆる「米屋」)の休廃業・解散件数は88件に達している。前年度(80件)から、2年連続で増加だそうである。


倒産した会社社長の談話では、お米が入荷しないという。米の生産量から考えるとおかしな話である。明らかに、今回の米騒動は、誰かが米を売り渋って価格高騰になった可能性がある。


今回の最初に行われた備蓄米放出に関しても、競争入札後店頭にすべて並ぶまでに時間がかかりすぎている。すでに一部では小泉大臣の掛け声による備蓄米が来週出始めると言われているのに、競争入札による備蓄米を店頭で見かけない。


悪者は明らかであり、ここではあえて組織名を書かないが、何か事情があるにしてもひどい組織(注)である。競争入札で高く買った米をどうするのだろう。


米の流通について専門家ではないので詳しいことはわからないが、異常な高騰が起きていることは理解できる。お米は生産者から直接購入しているので、店頭で買ったことが無いが、市場の高値で流通業者に倒産が起きていることを不思議に感じている。


一方で、株価が高騰している米業者もある。空前の利益だそうである。生産者が儲からず、中間業者が利益をあげる構造は問題である。


企業でも地道に泥臭く技術開発を行い、新事業を立ち上げてもFDを壊されたりして恐喝され、評価されずに人生を終える技術者もいる。


最後の貢献のために技術者としての経験知を公開したセミナーを開催しているので活用していただきたい。儲からないような価格で開催しています。日本化学会で研究発表を今でも努力しています。ゴム協会はじめ学会の招待講演も快く受けています。


半年前は国際会議の招待講演者になりました。来月は高分子同友会でも講演します。70過ぎても現役技術者です。活躍場所を用意していただければどこでも成果を出します。


ところで、米の中間業者のボロ儲けがある一方で倒産が起きている現象は、うまく機会を活用できるかどうかという視点で見ることができるが、瀕死の日産で退職する社長や役員が数億円の退職金を受け取るのを従業員は複雑な心境というニュースがあった。


無能な社長や役員に5年間支払われた報酬で1000人程度リストラ人数を減らせるかもしれないと考えると複雑というよりも会社を辞めたくなるかもしれない。


経営に問題が出てくると、優秀な社員から退職する傾向がある。ゴーン時代にリストラされた技術者が無機材質研究所の主任研究員になっていたのでいろいろ面白いここだけの話を聞いたが、許可を得ていないので公開できない。


日産の元技術者は優秀な人が多い。しかし、日産の元経営者は有能なのか無能なのか。公開された情報だけでもひどい書かれ方をしている記事が多い。経営者についてはひどい書かれ方の記事が多いが、製品の評価記事について批判的な記事をほとんど見ない。「技術の日産」というフレーズは伊達ではない。


米では小泉大臣の「ポエム用語」としてコメの固定資産がもてはやされたが、「セクシー発言」により登場した2022年施行の再生材に関する法律についてSNSで取り上げないのは不思議だ。


日本における高分子再生材事業は、中国と比較しあまりうまく進んでいない。詳細は書きにくいので問いあわせていただきたいが、まだ、日本企業にチャンスがある、とだけ書いておく。小泉事務所から問い合わせがあれば無料で特別に指南します。米同様に国の力も必要です。

(注)消えた20万tについては、某国のスクラップ業者という記事があった。直接農家から米を買い集めていたそうだ。しかし、それだけではないだろう。小泉大臣が放出する備蓄米は来週にも店頭に並ぶ。やはり米の流通経路にスクラップ業者以外の問題も潜んでいる、と思われる。

カテゴリー : 一般

pagetop