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2025.06/20 高抵抗フィルムの評価

体積固有抵抗が1000000から10000000000000Ωcmのフィルムを評価するときの評価装置を調べてみたら35年前と様変わりしておりびっくりした。


おそらく、ハイレスタを使われている方が多いと思うが、ハイレスタでは正しく計測できない時があるので、お客さんから頼まれて評価装置を探しての出来事である。


昔ならば、電極をK社に頼み、500Vあるいは1kV程度まで発生できる定電圧発生装置と微小電流測定装置を購入し、基準抵抗測定を行い、回路のインピーダンスを確認し、と手間がかかった。


フィルムには銅を蒸着して測定するのだが、日常の開発では面倒なので、そのまま計測し、目標が完成した時に蒸着フィルムの評価を行うといった手順を取っていた。


当時日本油化がハイレスタを開発した時代でもあり、それを用いることもあったが、測定精度の問題と計測できない場合が出たりしたので、購入をしたが使用していない。


そして、ハイレスタの便利さから工程での管理にはハイレスタを用い、研究開発では面倒な方法を採用していた。


今回調べてみて1台でハイレスタより精度が高く計測できる便利な装置が3台見つかった。ただし、1台は生産中止になり、市場に出ている商品だけである。驚くのは2台の装置の価格差で2倍ほどある。

カテゴリー : 一般

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