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2025.08/09 AIの判断力

広陵高校は第一試合を突破したのだが、生徒たちにどのように監督や校長その他の大人は説明しているのだろうか。今甲子園で繰り広げられている光景は、現在の高校教育の姿ではないかと思う。昨日とりあえず文科相から、コメントが出た。


過去の暴力事件では、皆参加を辞退している。本来ならば高野連は、過去に問題が起きた時に規程を決めておけばよかったのだが、例えば高野連の副会長は広陵高校校長であり、そこまで考えるような人物ではなかったのだろう。


手続きを踏めば、悪行でも正義となる、というような考え方かもしれない。最近の世の中はマニュアル化が進んだので、おかしなことも手続きが行われておれば問題なし、となっている事例が時々出てくる。


学校教育では、暴力やいじめを撲滅しようと必死になっており、対外試合ならば、暴力問題が起きた時点で自主的に辞退するのが常識という考え方で高校野球は運営されていた。


これは、連帯責任と言う意味ではない。暴力事件が起きた時の風土を改革するためには、1年以上の時間がかかるのだ。NPBで安楽問題が起きた時に、田中投手も疑われたり、不穏な空気がチーム内にしばらく流れたという。


大人の野球チームでもいじめ問題を正常化するのに1年以上かかるのである。ましてや高校野球チームが1カ月や2か月で風土改革ができるとは思えない。ゆえに自主的に辞退するのが常識として運営されてきたのである。


そのようなところで広陵高校校長は殴り込みをかけたような形で、強行出場の判断をした。高野連もこの校長が副会長をやっている組織なので、ごもっともとばかりに許してしまった。

すなわち、暴力問題を迅速に届け出て、処罰を公開しなくても良いレベルで処分を行い、すでに処分が済んだので、問題なし、としているのだ。


この状況をAIに判断させた回答を昨日書いたが、これまでの高校野球の運営から見ると異常という判断をAIはしている。そして高野連や広陵高校校長よりもまともな説明を述べている。


高野連は先日慌てて第三者委員会の調査を要求したようだが、正しく運営されるかどうかも分からない第三者委員会の結論ではAIも愛想をつかすかもしれない。


とにかく今回高野連や広陵高校の発表内容や甲子園の状況をAIに尋ねてみると面白い。生成系AIが誠実な人間らしく回答してくることに驚く。広陵高校の校長や監督はこのAIに道徳を指導してもらうとよいかもしれない。


社会の動向など理解できない場合にも、AIは便利である。監督も校長もAIに指導してもらうと良い。AIの指導ならば誰にも見つからずこっそりと学ぶことができる。chatGPT5も発表されたばかりである。ちょうど盆休みだ。

カテゴリー : 一般

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