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2025.08/14 DXとは何か

2004年に提唱されたデジタルトランスフォーメーション(DX)は、もう常識かもしれないが、これが80年前から始まったイノベーションであることがあまり知られていない。


昔IBMという巨大企業が大型コンピューターをリースし、そのソフトウェアーを開発する仕事で儲けていたが、今や大型コンピューターではなく、ノートパソコンの時代である。


このIBMが登場した時にすでに一部の仕事のプロセスが変わった。ゴム会社では入社した時にすでにPOSが稼働しており、IBM3033とそれより大きなコンピューターとで稼働していた。


IBM3033は一部研究者にも開放されていたが、一部の研究者だけに限られていた。コンピューター部門にはデータ入力を担当する女性オペレーターが多数集められた部屋があり、忙しそうにデータ入力していた。


このオペレーターも専門技能が要求されていた職種であるが、1世紀前には存在しなかった。大型コンピューターが生まれてできた仕事である。これもDXであるが、この仕事はいつの間にかなくなって、分散処理でド素人の誰もがデータ入力している時代になった。


今では携帯電話から知らないうちに知らない人にいろんなデータを集められている。自動車を運転しても、そのデータは知らないうちに自動車会社へ集められ、活用されている。


けしからんのはデータ提供しているのに、こちらが月々のインターネット利用料金を支払わされているのである。どちらがお金を支払うべきか、曖昧になっている分野が多くなってきた。


DXとは何かを考えていると、本来は利益を得ている人が金を払わない、とか、個人情報の重要性が騒がれているのに、その個人の活動データが勝手に利用されていたりする事実に気がつく。


そして後ろめたいのかどうか知らないが、集められたデータ利用を承諾するかどうかシステムが問いかけてくる場合がある。これは良心的な方だが、その問いかけが少し脅迫的なものや承諾しなければシステムが使えないようなものもある。

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