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2025.09/11 ハルウララ死去

国会でも話題にされたハルウララが亡くなった。29歳だった。小泉総理がその負けっぷりを話題にしたのは20年ほど前で、よくぞここまで負けを重ねてもこの馬を走らせたものだ、と感心する。


武豊騎士が乗っても勝てなかったのである。当時の負けっぷりもすごかった。武豊騎士はダービーで優勝してもここまで話題にならない、と驚嘆の記者会見を開いているが、これがサラリーマンだったならここまでチャンスをもらえたかどうか分からない。


負け組の星などと言われているが、ここで注意しなければいけないのは、ハルウララが自らの意志で走っていたわけではない点である。負けても負けても走らされたのである。


視点を変えればこれほど残酷な仕打ちは無い。もっとも競争馬として使えない馬は馬肉にされるので負け続けた話題のおかげで、寿命を全うできたという見方もできる。


馬肉で思い出したわけではないが、負け組の星として勝南桜がいる。ただしこちらは0勝ではなく3回勝っている。3勝238敗である。


一度も勝たなかったハルウララの方が価値があるのか、3勝しかしてなくてもあきらめず相撲を取り続けた勝南桜に価値があるのか知らないが、人生最後まであきらめていけないことは確かである。


馬については分からないが、人は生きている限り努力を続ければ、何らかの成長がある。その成長を喜びとする人生を送りたい。40にして惑わない生き方も立派である。


しかし、死ぬまで努力する生き方も亡父の姿を思い出すたび孔子に負けていないと今日も頑張ってます。ハルウララは千葉で過ごした余生に何を考えていたのだろう?

カテゴリー : 一般

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