2025.09/12 残業キャンセル界隈(2)
始末書騒動の経緯は以前にも書いているが、丁寧に書いてみるのでマネジメントの参考にしていただきたい。また、新入社員を甘く見てはいけない。新入社員の意欲をうまく活用して指導することができない管理職はこれからの時代、ますます不要になるだろう。
始末書を書けと命じた主任研究員も、いなくても良い存在だった。また、当時の部下誰もがそう思っていたらしい。No.2に相当する係長職の方が、予算からテーマ何もかもこの主任研究員の仕事全てを担当していたからである。
1年に1回管理職と部下とのコミュニケーションを図るために30分面接があるのだが、この始末書の騒動から3年後この係長も含めてメンバーの全員がこの面接で異動したいと申し出たそうだ。
当方は、無機材研留学が決まっていたので、留学への抱負を述べたのだが、主任研究員は少し涙目で、当方だけ異動希望を述べなかった、ありがとう、と感謝された。
その感謝の言葉の後、なぜ全員が突然異動希望を一斉に書いたのか、教えてほしい、と質問してきた。あたかも、誰か中心人物がいてクーデターでも起こしたと勘違いされていたようなので、当方へ始末書を書くように命じたときのことを回顧しながら話を進めた。
当方はドラッカーの著書をほぼ80%ほど読んでいたので、そこからいろいろこの主任研究員に説明している。困ったのは、当方の一言一言にうなづきながら聞かれていた姿勢だった。
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