2025.11/27 DX とローコード/AI 時代に求められるスキル(1)
我々を取り巻くビジネス環境は、近年、急速に変化している。その中心にあるのが DXであり、業務の効率化・高度化を実現するために、企業のあらゆる部門でデジタル技術が求められる時代へと移行した。
同時に、プログラミングの専門知識が少なくても、少ないコードでアプリケーションや業務システムを作れる開発手法を可能とするローコード(Low-Code)ツールや AI によるコード生成が普及し、従来の「専門エンジニアでなければ開発できない」という壁も低くなった。
特に生成 AI は、仕様書からプログラムまでを自動生成し、開発の敷居を劇的に下げている。その結果、「IT 部門以外でも、自分たちの業務に最適化したツールを自ら作る」ことが現実的な選択肢となってきた。
しかし、AI やローコードが強力になればなるほど、逆説的に 人間側に求められるスキルは明確な方向性を持って進化 している。それは、“コードを書く能力” 以上に、“ツールを適切に選び、業務の流れを整理し、アプリケーションとしてまとめ上げる能力” です。
かつて、とあるメーカーのコンピューター部門長が執筆した本で、研究所のOA化を命じられた時代(50年近く前)には、BASICが基本言語であり、ハードウェアよりのアプリを開発するのであれば、アセンブラを身につけておけばよかった。
しかし、今は様々な高級言語だけでなく、アプリ開発のためのツールが多数存在し、アプリ開発費用が劇的に低下したが、何を選んだらよいのか悩んでいる人が多いのではないか。
生成系AIに尋ねれば、ライセンスも含め丁寧にソリューションを提示してくれる。また、Pythonであれば、AIはかなり精度の高いコードを生成して教えてくれる。ただし、であるーーー
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