2025.12/07 今時のプログラミング環境
当方がコンピューターとお付き合いを始めたときには、情報工学科の第一期生が社会に出始めた時代である。ゴム会社に入社した時の同期には2名いた。
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当時情報工学科の学生は金の卵だったので、2名も採用した人事部の凄腕に感心した。しかし、グループ研修をしてがっかりすることになる。これ以上書かない。
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当方が本格的に日曜プログラマーとなったのは、80万円のローンを命じられた時からであるが、情報工学と無関係な人々が、趣味でパソコンを買い求めている時代だった。いわゆるコンピューターオタクがこの時代に誕生した。
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ソフトバンクから「Oh!PC」や「Oh!MZ」が創刊されて、パソコン情報もそれなりに流通し始めたが、最初は情報工学科の学生向けに書かれた書籍が重要な情報源だった。
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ただ、当方は幸運にも始末書を命じられた時に、ゴム会社の図書室に英文であるが豊富な雑誌が存在することを知り、それらで勉強する環境が無料で得られた。
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ゴム会社の社員の意識についてはコメントしないが、会社が組織として先端技術に取り組む姿勢は尊敬している。従業員が新しいスキルを求め、企業に貢献しようとれば、いくらでもチャンスが回ってくる素晴らしい会社だった。
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ゆえに、ラボラトリー・オートメーションを担当して、PC用の潤沢なプログラミング環境を構築できた。ただし、周囲が仕事内容を理解していないので、サービス残業でこなさなければいけない状態だった。
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それでも楽しかったので耐えることができた。今時のプログラミング環境は恵まれている。無料で豊富な情報を瞬時に得ることが可能になった。また、周囲がコンピューターを理解しているので、プログラミング作業の大変さをよく理解し、そのための時間を認めるようになった。
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これは大変大きな変化である。昔は、英語でも話すような感覚でプログラムなど瞬時にできると勘違いしている人ばかりだった。1990年前後でもそのような状態だった。だから、他人のFDにいたずらをしてもそれを悪事と感じない人ばかりだった。今なら犯罪と認めてもらえる時代になった。
カテゴリー : 一般
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