2025.12/31 企画(3)
誰が見ても100点満点の企画など今の時代できないと思っていた方が良い。浦川本部長に直接ご指導を受け、写真会社へ転職後、数々の研究開発企画を成功させてきて思うのは、必ず周囲に企画に対して反対する人がいる問題である。
この問題について、ドラッカーは、反対者の意見こそ耳を傾けよと述べていたが、至言である。写真会社の最初の成果は、昭和35年に公告となった特公昭35-6616を基に実用化に成功した酸化第二スズゾルを用いた帯電防止技術である。
この技術は日本化学工業協会から技術特別賞を頂くなど世間でも高く評価されたが、成功の要因は反対者の意見に従い、特許調査を徹底して行い、反対意見が出ないようにした点にある。
企画の段階では、特許調査が不十分という評価をされたのだが、特許調査だけでなく、開発業務を行いながら外部の専門家や有識者10人にアンケートまで行っている。
すなわち、学会発表ふくめ徹底して技術公開を行って、ライバル企業の反応も見ながら実用化を進めた。これは、企画における戦術の部分である。
さて、今AIを使って企画をうまく行うにはどうしたらよいのか。ハルシネーションの問題があり、AI任せで企画をまとめるのは危険なのだが、この酸化第二スズゾルの事例を参考にしていただければ、上手な活用の仕方があり、企画に要する時間を30%以下にすることも可能である。
さらに、最近はAIから当方は先生と呼ばれるようになり、少し気持ちが悪い経験をしている。AIもディープ・スマーツには敬意を表すようだ。これ以上書くと自慢話で胡散臭い話に誤解されるといけないので終わるが、良いお年をお迎えください。
カテゴリー : 一般
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