2026.01/06 シリコーンゴム
シリコーンゴムは主鎖がSiO結合で構成された無機高分子と説明されているが、身の回りで見つかるシリコーンゴムには大別して、ミラブルタイプとLIMSタイプの2種類のシリコーンゴムが存在し、この材料を使用した動的部品の製品化に際してこの2種類は、その用途を考えて区別されなければいけない。
理由はプロセスに依存した耐久性が大きく異なるからである。正しく設計され品質管理がなされているという条件が付くが、シリコーン高分子を架橋したミラブルタイプの方が耐久性が高い。
ミラブルタイプでも設計が悪ければ、巧みに設計されたLIMSよりも耐久性が悪くなる場合があるので、このあたりの説明は難しい。
耐久性が高く高性能を要求される分野ではミラブルタイプを用いた方が良いが、LIMSタイプでも実現できる品質であれば、コストの安いLIMSで十分である。
しかし、その境界の判断になると難しい。過去の実験においてフィラーが添加されていないシリコーンゴムで比較実験を行った時に、力学物性の比較で2-3割ほどミラブルタイプが高かっただけである。
LIMSの設計技術が十分に高く、プロセス管理も十分に行った結果であり、この程度の差であればLIMSをほとんどのシリコーンゴムの用途に使用できるのではないかと思えてくる。
しかし、低分子を反応させながら高分子量化し、同時に架橋も行わなければいけないLIMSは、ミラブルタイプのシリコーンゴムよりも高い配合設計技術とプロセス管理技術、全体の高い品質管理技術が要求されることを知って欲しい。
カテゴリー : 一般
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