活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2026.01/09 PPS/6ナイロン/カーボン(1)

単純なこの3成分の配合だが、コンパウンディングプロセスの設計で全く異なる2種のコンパウンドを作り分けることができる。そのコンパウンドの一つで押出成形を行った時に、無端ベルトを製造すると、抵抗変動のほとんど起きない安定な状態となる。


しかし、このコンパウンドは科学の視点では説明の難しいポリマーアロイである。科学の視点で100点満点のコンパウンドの場合には、押出成形でかなりの工夫をしない限り、周方向の抵抗を安定化できない。ほとんどが、1000倍以上抵抗変動のあるベルトとなる。


国内トップメーカーの技術者に、使い物にならないコンパウンドをカオス混合で改良して欲しい、とお願いしたら、「素人は黙っとれ、勝手にコンパウンドラインを作って生産しろ」だったか忘れたが、これに近いひどい言い方をされた。


半年後に、押出成形で歩留まりを70%以上で半導体無端ベルトを製造しなければいけないのである。責任者の立場では必死になる。その結果、昨日書いたように3カ月でコンパウンド工場を立ち上げ、まったく同一の配合で全く異なるコンパウンドを量産しなければいけなかった。


この苦労は、コンパウンディングをご存知の方であれば想像がつくと思う。もし、想像ができないのであれば、問い合わせていただきたい。20年前の苦労話をWEB会議でお話しいたします。

ちなみに、コンパウンドメーカーの名前とカオス混合の掛け算で特許検索をしていただくと2007年以降数件の特許が出てきます。

カテゴリー : 一般

pagetop