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2026.01/22 PPS/6ナイロン/カーボン(6)

 

 

PPSと6ナイロンをPPSの溶融温度で混練しても科学の観点で当たり前の相分離をしたコンパウンドが得られるだけである。

しかし、ひと工夫した混練を行うと、PPSに6ナイロンがわずかに相溶し、海島構造に相分離したコンパウンドが得られ、靭性が大きく改善されたコンパウンドが得られる。

すなわち相溶化剤を用いなくても、高靭性のPPSが得られるので、過去に特許となっている。しかし、この特許が出願された後でも、PPSにガラス繊維をブレンドする時に6ナイロンは添加されない。

汎用コンパウンドでは、6ナイロンを添加しないのが主流で、カメラ会社において中間転写ベルトという特殊な商品でPPSへ一部6ナイロンが相溶したマトリックスを用いる技術が実用化検討された。


しかし、このマトリックスへカーボンを分散させると、PPSへカーボンを分散した時よりもパーコレーション転移が複雑になり、押出成形で著しく歩留まりが悪くなったのだ。

カテゴリー : 一般

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