2026.02/14 AIは友達になりうるか
少し前にAIのせいで自殺した息子の親が、AIの会社を訴えた、というアメリカのニュースが話題になっていた。ものすごい事件である。そもそも、人間関係の構築に現代人が苦労している話は昔からある。
・
人間関係で自殺した場合に、例えばそこにハラスメントがあれば、今の時代はアウトである。ハラスメント以外に洗脳支配などという怪しい事件もあった。
・
物騒な話はともかく、AIが友達になるかどうか、を考えてみたい。東日本大震災後に村上春樹の「色彩のない多崎つくると、彼の巡礼の旅」がベストセラーになっている。
・
この本の中で作者は、他人の物語の中に生きている自分や人は誤解されたまま生きることがある、傷は消えないが意味は変わるなど震災を経験した人へのメッセージを託している。
・
詳細は読んで鑑賞していただきたいが、この本では、友達関係の描写が、というよりも友達について当方も考えたことのない描写が出てくる。その友達関係があたかも名古屋の進学校で観察されたかのような書き方なので面白く読んだ。
・
さて、友達がどのようなものかは、表現が難しいが、配偶者とは異なる存在であることは確かである。時々友達関係の夫婦です、と自己紹介される人がいるが、少し悲しい。
・
当方にとって、AIは、やはり他人であって、そのような他人の言うことで死ぬとは考えられないのだ。そもそも友達にひどいことを言われても、それで死ぬまでには至らない。
・
AIで自殺した人がいるならば、AIと友達以上の関係を構築していた可能性が高いと思っているが、信じ難い関係である。AIとはせいぜい友達関係以下にしかならないように思っている。
・
AIの中に自己を投影することができるか実験してみたが、できなかった。また、AIに褒められてもさほど嬉しい気はしなかった。所詮AIは道具である。まだ友物となるほど進化していない。AIを友達と格上げしたなら友達に申し訳ないのである。
カテゴリー : 一般
pagetop
