2026.03/13 明と暗(6)
人生に「もしも」は、つきものである。無機材質研究所で高純度SiCの新合成法を実証した時に、10社を超える企業の勧誘を受けている。セラミックスフィーバーの凄さを実感した。
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しかし、故猪股先生は事情はどうであれ、ゴム会社で事業化して頂きたい、と申されていた。詳細は省略するが、翌年素直に昇進試験を受けなおしている。
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2億4千万円の先行投資と研究棟建設が決まり、この時不合格だったなら間違いなく転職していただろう。転職後の人生は今と大きく変わっていただろうし、FD事件に巻き込まれることも無かった。ただし、現在のような幸福な結婚生活となっていたかは不明である。
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この時の転職判断は、故猪股先生のお人柄から決めているが、写真会社の早期退職の延長は、「貢献」と「自己実現」の両者を考慮し55歳の早期退職を延長し、57歳の2011年3月11日に決めている。
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その結果、サラリーマンなら誰でも一度は称賛され、花束をもらえる機会を逸した。そして、帰宅難民となり、最後の日を誰もいない事務所で過ごしている。
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