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2026.04/02 昨日の話

カレンダーを見たら4月1日なので、昨日の話を信じない人もいるかもしれないので、本日は異なる側面から書いてみる。

2005年8月にPPS押出成形による中間転写ベルトの半年後に迫った量産化をスムーズに立ち上げるために、統合した旧Mの部長と役割を交代した。

そして、旧Mで5年以上国内で高分子技術がトップレベルのコンパウンドメーカーと共同開発が行われてきたすべてのデータを見直した。

この時、Excelファイルの整理にはC#を用いているが、大変だった。大量の過去データを整理して、大別すると2群のデータに分かれることが見えてきた。

1群のデータは最も多く、歩留まりが10%前後のデータである。その中で、規格値を変更して50%近くまで歩留まりが上がったり、さらには70%というデータもあったが、これらを同じ物差しで規格化するとやはり10%程度の歩留まりしかないことが明らかになった。

もう1群は、30%以上の歩留まりであり、高い時には50%まで向上している群である。面白いことに、このような高い歩留まりが得られていても、その方向の検討が十分になされていなかったのだ。

この他に、面白い傾向が5年以上の蓄積されたデータから見えてきて、コンパウンドをカオス混合すれば、歩留まりが少なくとも50%以上になる確信が得られた。

そこで、コンパウンドメーカーにこれを提案したのだが断られただけでなく、自分で勝手にコンパウンド工場を建てて、とまで言われた話を以前ここに書いている。

話がそれたが、3カ月後にはコンパウンドメーカーの部長のお言葉に甘えて、カオス混合のプラントを立ち上げ、歩留まり100%の押出成形に成功するのだが、この成功は、5年以上の大量のExcelファイルを整理して得られたものである。

一定期間のExcelファイルは、ある実験条件における実験結果のデータ群である。しかし、5年以上のデータ群の中では、どのような位置づけになるかは不明で、この位置づけを見極めるだけでも新たな知が生まれる、ということが意外と知られていない。

カテゴリー : 一般

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