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2024.06/17 データ駆動(1)

2008年あたりからPythonのブームがあり、2010年から第三次AIブームとなった。これが日本で大ブームとなるのは、マテリアルズインフォマティクス(MI)が話題になり始めた2013年頃からである。


Pythonは、2008年にver.3となるが、この頃からデータ駆動(data driven)という言葉を聞くようになった。データ駆動とは、機械学習のように、データがプログラムを左右するのである。


すなわち、データが次の計算なりアクションを要求し、進めてゆく、前向きの推論に近いが、逆向きの推論でも同じことが可能である。但し、後出しじゃんけんのような感じになるが。


大切なことは、データがアルゴリズム同様にオブジェクトとして機能し、プロパティーを持っているという認識である。生成系AIの学習では、言葉がベクトルデータと同様に認識され、アルゴリズムの推論によりプロパティが決められ、蓄積されてゆく。


生成系AIに質問したり命令したりしたときに、AIは、学習していたこれらの言葉データをそのオブジェクトのプロパティーにより再構成して出力しているだけであり、人間のように、言葉周辺に存在する暗黙知を知っているわけではない。


このあたりを弊社はセミナーの中で少し説明し、AIのこの特徴を利用して、非科学的方法により、新しいアイデアを導き出す手法を提案したりしている。詳細は弊社へお問い合わせください。

カテゴリー : 一般

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