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2024.06/21 検索エンジンと生成系AIの違い

文献や特許検索であれば、データベースの検索で十分、と考えておられる方は多い。確かに、ただ調査するだけであれば、AIを持ち出すまでもない。


しかし、検索結果から、パワーポイントを作らせたり、レポートを作らせたりすることは検索エンジンにはできない。そこまでやらせようとすると、AIとなる。


それでは、AIは、100%信頼できるのか、というと、ハルシネーションというAIの幻覚が10数%発生するので注意が必要だ。ただし、これも回避方法があり、ユーザー側の対応で防ぐことができる。


検索エンジンで検索しても大量の不要な情報から目的とする文献を導き出すのは大変な作業である。それがAIであれば、データを読み込ませてアイデアを練ることまでできる。


プログラミングでは、AIを欠かせない。昨年までPythonのプログラミングをするときに、マニュアル本を手放せなかった。それが今ではAIのおかげでコードの用例などを出力してもらえるので、マニュアル本は不要になった。


おかしなコードかどうかは、プログラムを実行させれば判定できるので、ハルシネーション対策はデバッグで可能だ。このように検索エンジンをはるかにしのぐ有用性が現在のAIにはある。


これまでに3度のAIブームがあった。第一次AIブームでは推論の向きを逆向きにしたAIが提案され、有機合成分野では、コーリーによる逆合成という手法でコンピューターによる合成ルートの解析に成功している。


第三次AIブームではデータ駆動であらかじめ機械学習したAIが、前向きの推論で言葉を選びながら人間と対話する仕掛けである。


登場当時、披露宴の祝辞などの作成が話題になったが、アイデアを練る時の相棒として自由に対話できるところが過去のAIと異なる点である。過去のAIでは定まった問題しか対応できなかった。第二次AIブームが早々と終息した背景でもある。


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