2024.07/05 AIを使う(1)
例えば、特許調査を行うシーンを考えてみる。新規分野の新企画の場合と、既存テーマ遂行中では異なるが、難易度は前者が高い。
このような場合に生成系AIは大変役立つ。新分野の新技術となると専門用語の知識が必要になる。生成系AIの特徴として事前に教師データで学習していることに着目すると、調査者が新分野の用語を仮に一言も知らなくてもAIに教えてもらいながら、それを学ぶことができる。
例えば、AIに調査分野のエリート技術者になってもらい、新規事業を推進するための技術戦略を尋ねればよい。AIは適当なシナリオを答えてくれる。
そのシナリオが正しいかどうかはともかくとして、その分野の専門用語がちりばめられたシナリオが語られるので、分からない専門用語を順次AIに尋ねるのだ。
この作業で、AIが知ったかぶりで、ただインターネットに存在する情報を参照しながら答えていることに気がつく。その段階まで自分の知識レベルが上がったと感じたならば、AIが適当なことを言っている疑いのある参照先を尋ねると良い。
何が出てくるかはお楽しみであるが、かつて新分野の企画を行おうとしたならば、そしてその分野の特許調査ができるレベルまで知識を高めるために、高い金を払ってコンサルタントに相談するのか、あるいはどこかの調査会社が販売する高価な本を数冊読む必要があった。
しかし、AI相手に半日チャットをしておれば、すぐに新規分野の特許調査を開始できるレベルまで到達するのである。これは、嘘ではない。AIの回答次第では、1時間もかからない場合がある。
AIの回答はプロンプトデザインで変わる。人間同士、例えば部下とのコミュニケーションでも苦労するシーンを思い出していただきたい。AIに思い通りの答えを出してもらいたいならば、それに適した質問の仕方があることに気づくはずだ。
そこに気づいた人は弊社へ問い合わせていただきたい。よい学びの場と教材を提供させていただきます。今月はリスキリングを目指す方のために休日は特別価格5000円(教材は電子ブックで10000円)で運営しています。
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