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2016.03/01 企画を実現する(9)

問題形成や目標設定などの手法については、問題解決法の指南書が多数出版されているので、得意な人も多いかもしれないが、弊社では逆向きの推論を活用した独自の方法論を販売している。
 
ゆえにこの部分についてここでの公開は控えるが、良い企画書を書くための注意点を箇条書きにまとめておくので参考にして欲しい。みな当たり前のことなので少し恐縮するが、高純度SiCの企画をゴム会社のA部長の指導を受け作成したときに習ったことである。
 
1.企画書の作成に先立ち、十分に情報を収集する。その後情報を分類しておく。
 
2.1で分類された情報を、企画書に盛り込む情報と参考情報に分けながら、自分の考えを固めてゆく。
 
3.企画書に盛り込む事項(昨日までこの欄で説明した)を1枚1項目として付箋紙に書き込み、漏れの無いことを確認し、集めた情報に張ってゆく。(クリアケースを活用しても良い。(注))
 
4.企画書の形式が決まっていなければ、企画書のレイアウトを情報のボリュームを参考に決める。
 
5.記入順序を決める。
 
6.見栄えに気をつけてまとめる。
 
7.企画のコンセプト、自分の判断や意見、企画の訴求点をわかりやすくまとめる。
 
8.内容が一目でわかる企画書にする。最初に企画書のコンセプトと結論を持ってくるとよい。
 
9.飾りも重要だが、飾りすぎない。
 
10.当然のことになるが、数字は厳密で無ければいけない。転記ミスや計算ミスを徹底的にチェックする。曖昧な数字を使用しなければいけない場合には、出典等の根拠を明確にする。特に事業性に影響のある数値は、事業推進時に判断のよりどころとされるので、正確を期す。
 
11.大きな企画の場合には、分割して作成するかどうか判断すること。企画書を出すタイミングも重要であり、大きな企画書の場合には、計画を示し分割して提出する知恵も使いたい。
  
(注)今はコンピューターがあるので、紙情報はすべてPDF化し、電子分類する手法もあるが、詳細は弊社の機密事項である。お問い合わせください。

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