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2024.11/29 塩ビシートの再生技術

塩ビは容易に難燃化できるので、建築資材として大量に使用されている。一方環境負荷の視点で脱塩ビが騒がれてもその対策は遅々として進んでいない。


我が家はヘーベルハウスで屋根には塩ビシートが使用されている。旭化成の製品で良質の塩ビだが、30年経過して張り替えるときに、古くなった塩ビシートをそのまま残し、そこへ新たなシートをかぶせる工法を取っている。


古い塩ビを産廃として処理する面倒を先送りにした技術である。ところが家を建て直すときに、またヘーベルハウスにするかどうか不明である。あてにならないお客さんに古い塩ビシートを処理させる、という意地の悪い処理の仕方、という見方もできる。


旭化成としては古い塩ビの産廃問題を解決できているが、その負担をお客さんにさせているだけである。この古い塩ビシートを思い出すたび、改築時も旭化成に頼みなさい、と屋根の上から言われているような気もする。3階が寝室であり、環境問題を考え天井を見るたびに思い出す。


これでは企業イメージが悪くなるばかりだ。塩ビシートを張り替えるときに、古い塩ビシートをきれいに洗浄できれば、そのまま再生樹脂にできることを知らないのだろう。塩ビは劣化に強いので建築資材の外装材に使用されているのだ。


しかし、単純に練り直しただけでは、強度が出ないことも知られている。これは、塩ビの特性ではなく、混練技術が悪いためである。カオス混合を行えば強度は回復する。


混練しなおした塩ビ材料で、塩ビシートを作るのも雨トイを作るのも自由である。何度も再生使用すれば産廃の問題を解決できる。すなわち塩ビは何度もカオス混合で練り直して使うことがコツである。


旭化成であればこの問題にチャレンジすべきだろう。また、旭化成以外でも塩ビは大量使用されているので国レベルで対応すべき問題かもしれないが、その時には技術を惜しみなく提供いたします。特許出願もできるアイデアを提供できます。

カテゴリー : 一般

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