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2024.12/01 DXの進展で何が起きた?

デジタルトランスフォーメーションをDXと呼ぶようになったのはいつからか知らないが、レコードがCD化されたのが1970年代であり、これが日常のDXの始まりのような気がする。


その後マイコンが普及し、ゲーム機が溢れ、16ビットのPC9801が登場し、ワープロ一太郎がヒットすると、OA化が加速した。


ロータス123には簡単なマクロ機能が搭載されており、自動化もできるようになり、プログラミングが身近になった。


Cが普及していても一般のプログラミング言語はロータス123、という時代が、ウィンドウズ95の発売と同時に大きく変わった。


ワープロから表計算ソフトまで全てマイクロソフト社の製品となり、一部のプログラミング言語がサードパーティーだった時代から、32ビットが当たり前となってきたころから、プログラミング言語すべてがマイクロソフト社製となった。


ところが2010年ごろからPythonのブームが起き、その後第三次AIブームとなると、プログラミング言語はPythonが常識となり、技術者が当然のようにサクサクとプログラミングに励むようになった。


OSを制覇すれば、PC上の資産すべてを独占できるのか、と思われたのもつかのま、新しい時代が始まったのである。40年以上前にはパソコンなど知らなくても技術者がつとまったが、いまやパソコンを意識することなく空気のように感じて、技術者は問題解決にプログラミング言語を操る時代になった。


Pythonを技術開発でどのように使うのか、などと言っているような技術者はもう時代遅れである。50年近く前には、OA推進委員長になってもパソコンを使ってOA化することを想像できなかった管理職がいた。


そんな管理職でも1000万円以上の年収を稼げた時代で、大学院卒の初任給は10万円だった。OA推進委員長は、本当にパソコンが必要ならば自分で買えと言って薄給の新入社員に80万円のローンを組ませパソコンを買わせている。OAの意味さえ分からなくても管理職ができた時代が50年近く前である。

カテゴリー : 一般

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