2012.12/15 問題解決のコンセプト
弊社は研究開発必勝法プログラムをクライアントの研究開発マネジメント基盤に合わせてカスタマイズし、提供中です。このプログラムのエンジンである問題解決法は、逆向きの推論と独自のK0チャート、K1チャートそしてこれらをまとめ上げて実施する思考実験が特徴となっています。問題と言えば、ドラッカーの「何が問題か」というフレーズが有名ですが、彼は正しい問題を設定することの重要性を指摘しましたが問題の解き方までは提示していません。しかし、問題そのものが引き起こす問題について、多数の著書の中で述べられています。問題は解決されなければなりません。
さて、表題の問題解決のコンセプトは、弊社の場合について説明しますと、技術の問題であれば商品のあるべき姿を重視し、そこから逆向きの推論を展開することを重要視しています。そして分析的思考で問題解決するのではなく、商品を作り上げる創造的思考で問題解決を進めます。ここがこれまでの問題解決法との大きな違いです。
例えば普及し始めたUSITでは、成果が個人の能力に依存しやすいオブジェクト指向にも似た問題解決手順で分析的思考を用いて行います。苦労して問題解決を行った結果、科学的に当たり前の結果が得られた時に正しく解けた、と考えています。冷静に考えれば、この問題解決法では、当たり前の結果が出ることを期待して苦労する問題解決法である、と気が付かれるかと思います。しかし、不確実性の時代とか誰も見たことのない時代とか言われる今日の問題解決法として少し物足りません。イノベーションを期待できないからです。
弊社の問題解決法では、あるべき姿を挑戦的に設定すれば、新しいイノベーションを引き起こすソリューションを出すことができます。すなわち企業のイノベーションを引き起こす問題解決法が弊社の方法のコンセプトです。
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