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2016.06/11 桝添都知事の飛び火

東京都知事の公私混同ぶりが飛び火し、各企業内の公私混同がネットで話題になっている。写真会社に転職してびっくりしたのは、他社から転職された年配の方が目に余る公私混同ぶりを発揮していたことだ。
 
例えば、出張で羽田空港を使うに当たり自宅からタクシーで向い、当方は電車で行ったところを飛行機で出張されていた。飛行機を使った理由は話されなかったが、寄り道をされていたことは、会社への出張旅費請求内容から読み取れた。
 
これは序の口で、会社のノートPCを自宅へ持ち帰り、地方で下宿している息子へそのPCを使用させていた。当時はMS-DOSの時代であり、FDベースでPCを使うことが多く、ノートPCで機密が漏れることはなかったが、棚卸しの時にその実体がわかり問い合わせたら、紛失で処理できないか、と呆れる回答をしてきた。
 
おそらく転職前の会社でも相当の公私混同の常習者だったろうと思われたが、およそゴム会社では想像のできない感覚だった。これはしつけのたぐいだと思う。企業内で文化として公私混同を許さない風土であればこのようなことは起きない。
 
転職した写真会社もゴム会社同様に公私混同に対して厳しい会社だったが、少しゆるいところもあった。それもあり、この年配の方がしつけられず野放し状態だった。
 
公私混同の厳しい会社でしつけられたおかげで、一番良いと今でも感じているのは、専門書を自腹で購入する習慣だった。昔自腹で購入した専門書が資本として今の仕事に活かされている。高価なCMCや某セミナー会社の書籍も多数ある。ちょっとした財産だ。
 
学生時代に某会社から大学教授として赴任された方がおられ、その方の部屋を見てびっくりしたのは本が少なかったことだ。前任者の教授の使っていた書棚は空っぽであり、この先生大丈夫かと真剣に心配した。
 
その先生曰く、専門書は会社の費用で買っていたので全部会社においてきました、と言うことだった。その公私混同をしていない立派な回答に感心するとともに、がらんどうの教授室を寂しく感じた。学生だった小生の方が、その先生よりもたくさんの本を所有しており、それも当時少し話題になった。
 

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