2025.06/24 トラウマ
フジTVの事案では、一人の女子アナのPTSDを発症した問題で、一人の日本を代表するタレントがその芸能人としてのキャリアを失っただけでなく、数千億円という賠償問題が発生しているという。
最近、パワハラやセクハラその他のハラスメントにおいてコンプライアンスの視点から以前よりもさらに厳しくなった。50年ほど前は、今から思い出せばアカハラも含め社会全体にハラスメントが溢れていただけでなくスパルタ教育まで正当化されていた。
当方は新入社員時代に世界初のホスファゼン変性ポリウレタンフォームの工場試作を企画から工場試作までたった半年で成功させて、その後特許明細書案作成や海外の学会誌投稿などしているが、工場試作を成功させたときに始末書を書かされている。
新入社員だったので成功させて始末書というのが理解できなくて、1週間ほどそれを書くとか書かないとかで上司ともめている。結局ホウ酸エステル変性ポリウレタンフォームの企画を始末書の代わりとして提出した。
この企画は上司に受けてすぐに新入社員実習テーマとして行っている。しかし、始末書問題は、少なからず小生の精神に傷を残した。今でも当時のことを鮮明に覚えているのはこの傷のせいだろう。
しかし、これはまだ小さい方で、その後高純度SiC半導体治工具事業を立ち上げるのだが、それから受けた数々のハラスメントや仕事の妨害はすさまじかった。
結局FDを壊されたり、ナイフが実験台に置かれていたりする事件が起き、新入社員があまりの悲惨な扱いを受けている指導社員を見ておそれを成して入社後数カ月で転職している。
その後当方も転職するのだが、電気粘性流体の仕事を手伝っていた数年ほどは、住友金属工業とのJVの仕事を一人で担当するなど地獄状態であった。
そのようなサラリーマン人生で、転職後たまたま福井大学と共同研究が企画されて、当方が窓口担当として初めて福井大学を訪れた時に、指導社員として指導した新入社員が助手として転職していて彼のおかげで客員教授に推薦された思い出は、今でも鮮明に思い出す。
人生においてトラウマとなるような出来事も忘れられないが、天国のような出来事も忘れられないものである。ハラスメント撲滅を目指す今の時代は50年前では想像できない。
恐らく、団塊の世代からひどいハラスメントを受けた当方の世代以降が社会をリードするようになった結果だろう。今の時代の潮流を止めてはいけない。
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