2013.01/07 二次電池
中国で鉛蓄電池が流行しているという。どこまで信ぴょう性があるかわからない情報なのだが、理解できる現象である。停電対策に二次電池を購入するならば、鉛蓄電池が一番安い。日本で自動車用の鉛蓄電池の値段は結構するが、自動車用品の投げ売り商品として鉛蓄電池が出ていた時にその値段を見てびっくりした。500円を切っているのである。
電気自動車の価格の半分以上は二次電池の値段だという。実際に電気自動車に乗ってみると、自動車としての性能は軽自動車よりも足回りが悪い。電気自動車の普及云々という話があるが、やはり自動車は足回りが重要で、運転する楽しみの半分は足回りにある。電気自動車を普及させるためには、自動車そのものにお金をかけられるように、二次電池のコストを下げない限り、普及しないと思う。
Liイオン二次電池の価格はLiの値段が影響します。すでにLiイオン二次電池が登場する前よりLiの値段は倍以上に上昇している。Liイオン二次電池の市場は5000億円を超えてしまいましたが、このLiの価格は将来も上がり続けると思います。Liはボリビアとチリで世界の70%以上の埋蔵量を占めている。中国は10%程度で、もちろん日本は1%以下である。
日本はLiを輸入しなければならないわけですが、将来を考えると不安です。Liを使用しないならば周期律表からNaが浮かびますが、Naは起電力はLiよりも0.2Vほど低くなる。またエネルギー密度は70%程度などと言われていますが、実際の電池性能は組み立ててみなければわからない部分もあります。
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カテゴリー : 電気/電子材料
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