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2025.07/15 PPSフィルム

PPSは難燃性が高いので、PIの代替樹脂用途で市場が成長しただけでなく、高周波領域ではPIより優れた特性を示すので、東レは早くからフィルム事業を進めていた。また寺岡製作所はそのフィルム加工技術の老舗である。


ハイブリッド車やEVのような電気自動車用途でも伸びている。CASEでは、重要な材料の一つで今後も成長が予想されている材料である。PPSを生産しているDICはユニチカや中国企業とPPSフィルムの生産を昨年までに開始している。


PPSフィルムの難しさは、フィルム製造用のコンパウンドの設計にある。PETや塩ビ、PEでは合成された原料をそのまま二軸延伸しても何とかなるが、東レの特許によれば合成されたPPSを複数ブレンドしなければうまくフィルム成形できないという。


本当かどうかしらないが、分子量が大きくなりすぎても不適らしく、PETの成膜経験者から見ると新鮮な発明が20年以上前に出願されている。


すなわちPPSフィルム化の基本特許が切れたこともあり、ここにきてPPSフィルムメーカーが増えてきたのだが、PPSメーカーの東ソーは、特許を見てもフィルム事業を行おうとしている気配が無い。


ご存知のように、PPSにはリニアタイプと架橋タイプの2種類の樹脂があり、架橋タイプでは繊維化もフィルムも難しい、と言われている。東ソーは架橋タイプのPPS専業メーカーであり、そのためPPSフィルムを事業化していないと推測される。


しかし、DXとトランスサイエンス、21世紀は科学の常識に縛られていてはダメである。新たにPPSフィルムを事業化されたい企業は弊社にご相談ください。

カテゴリー : 一般

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