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2025.08/05 技術者の仕事のやり方(2)

79年4月1日にゴム会社へ入社し、半年間の研修を経て10月1日に研究所へ配属された。30代後半の指導社員にとって初めての部下だったので、丁寧な扱いを受けた。


1年間の新入社員テーマとして、防振ゴム用樹脂補強ゴムの開発が設定されていた。大学院が無機材料の講座だった、ということで、毎朝3時間座学で高分子材料のプロセシングの講義を受けている。


すなわち、午前中高分子材料に関する授業があり、午後は自由時間で、新入社員のテーマをこなすという日課だった。最初の1週間は新入社員テーマについて指導を受けている。


驚いたのは、目標となるサンプルを示され、そのサンプルの配合設計の考え方からプロセシングまで講義と実習が行われている。そして、当方の仕事は、その目標サンプルよりも圧縮永久歪が小さいゴム配合を見出すことだった。


検討対象の樹脂とゴムは、材料倉庫の1画に新入社員テーマ用と張り紙がなされ準備されていた。さらに、準備されていた材料の配合で出来上がった樹脂補強ゴムのレオロジーについて、シミュレーションが完了していた。


当方はただ配合を混練し、加硫後物性を計測して、シミュレーション結果と合致するのか確認するだけの作業だった。新入社員テーマとはここまでフロントローディングで用意しなければいけないのか、と驚いた。

カテゴリー : 一般

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