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2025.11/17 DXはいつから始まった?

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、2004年にエリック・ストルターマンが論文 “Information Technology and the Good Life.”の中で提唱し、「情報技術の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」とDXを定義したのが最初である。


しかし、情報技術が、コンピューターによるイノベーションで進行したことに着目すると、コンピューターが登場した時にすでにDXが始まっていた、と見るべきではないか。


当方がゴム会社に入社した時に、ゴム会社には、大型コンピューターが2台人間よりも大切に扱われ、働いていた。POSシステムのために1台は専用で稼働し、他の一台は、社内OAや技術者に解放されていた。


IBM3033が解放されていたマシンだが、驚いたのは、研究所の管理職がコンピューターについて全く無知だったことである。社内でOAがどこまで進行しているのかさえ、御存じなかった。


それゆえ、花〇のコンピューター部門が書いた怪しげなOA指南書を信じ、16万円の漢字出力できるコンピューターでOA化できる、という勘違いを起し、当方に80万円のローンを組ませて、研究所の薬品管理のプログラム開発を命じている。


当時、システム開発に必要な最低限の投資には100万円前後かかったのである。しかし、怪しい指南書のおかげで、80万円の見積書が信じてもらえず、そんなに必要なら自分で買えとなった。


初任給10万円の時代に80万円のローンを抱えたおかげで、社会人2年目は、全く遊ぶ余裕などなく、コンピューターが友達と言う生活になった。


この話の愚痴は書いていないが、今アマゾンで販売されている電子書籍「科学を超えて:AIとオブジェクト指向が拓く技術のDX」には、当方がパソコンで自分の仕事をDXしてきた体験記を書いてます。12年間のゴム会社における楽しい体験談です。


最新の話も書いてます。さらに山中伸弥博士の研究内容もDXの一例として紹介しています。あみだくじ方式によるiPS細胞の発明をオブジェクト指向で解説しています。

カテゴリー : 一般

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