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2025.11/23 継承

新入社員の時にホスファゼン変性ポリウレタンフォームの工場試作を成功させたら始末書を書くことになった。しかし、未だにこの時の始末書を当方が書かなければいけなかった理由が不明である。


さらに、どのように始末書を書いたら良いのか、始末書の内容や経緯が不明では答えを出すことが難しい。上司も具体的な指示をしない。始末書オブジェクトと工場試作オブジェクトとは継承関係にあるらしいことは状況から理解できた。


主任研究員や係長職の方、指導社員まで責任が回ってこないように書けと、言っていた。しかし、それがどのような内容となるのか、誰もアイデアは無かった。ただ、始末書オブジェクトのふるまいとして関わった人物の希望をそのまま取り入れると、プロパティとして執筆責任者が当方一人となる。


一方で係長職の方は、成果が欲しくて特許明細書案を当方に書かせながら、彼が筆頭となっていた。学会発表では、主任研究員が筆頭者として発表すると言っていた。


これでは、始末書オブジェクトのふるまいとして複雑である。そこで、工場試作オブジェクトのふるまいをまず具体的に決めてから考えることにして、始末書オブジェクトの継承により工場試作オブジェクトができる関係を考えてみた。


詳細は省くが、始末書の内容は、工場試作が早期に必要だった、工場試作の成功で新たなコストダウン技術が生まれた、というストーリーでやや抽象的にまとめた。


これはオブジェクト指向で始末書を考案した事例であるが、オブジェクト指向について知りたい方は、当方の著書「科学を超えて:オブジェクト指向とAIが拓く技術」をご一読いただきたい。アマゾンの電子出版で購入できます。

カテゴリー : 一般

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