2026.01/03 今年のスポーツ界(1)
昨年末、引退予定だった渡辺倫果選手が現役続行を表明した。まだ23歳なので引退はもったいないと思っていた。日本のフィギュアスケート界は、男女ともに世界トップ選手がひしめき合っている激戦スポーツ界である。
全日本選手権は、さながら世界選手権レベルの戦いになる。昨年末のこの戦いで渡辺選手は、演技に組み込んだトリプルアクセルをすべて成功させても7位がやっとだった。
過去にキムヨナと浅田真央選手との戦いからわかるように、難易度の高いジャンプを成功させても必ずしも勝てないのである。これがフィギュアスケートの面白さでもある。
また、フィギュアスケートにご興味の無い方のために、他のスポーツとの違いとして、演技前にすでに順位が決まっている中で行う面白さも指摘しておく。
おそらく、今国内のスケーターの演技構成点は、10位ぐらいまで皆同じレベルなのではないか。すなわち、難易度の高いトリプルアクセルを入れなくても、難易度の低い技の組み合わせや完成度で点数を稼ぐ戦略が、フィギュアスケートでは可能だ。
難易度の高いトリプルアクセルを演技に入れれば、それだけ失敗のリスクが高くなるので、その前後の演技は、リスクが低い技を使うことになり、トリプルアクセルを失敗したときにリカバーが難しくなる。
実際に渡辺選手は、トリプルアクセルをうまく飛んでいるが、その前後の演技で減点が多かったり、スピンやステップで上位選手が皆レベル4を達成していてもレベル3だったりしている。
「浅田選手は大事なところで転ぶ」と発言してひんしゅくを買ったのは森元首相だが、渡辺選手は易しい演技で点が取れていないと書いたら叱られるだろうか。4年後に向けてがんばれ!
カテゴリー : 一般
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