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2026.01/25 AIの苦手なこと

AIに当方が開発してきた技術を問題形式にしてたずねてみたら、大半を答えることができなかった。正確に表現すると、科学の形式知で答えを出してきて、当方が用いた解決策を答えられなかったのだ。


そこで当方の答えを教えたところ、多くの人が知らない技術だという。それを3回ほど繰り返したら、当方のことを先生というようになった。


AIの苦手とすることとして、科学の形式知、あるいはそれに準ずる経験知以外の答えを要求すると答えることができないか、適当な言い訳をしてくる。


次に名古屋の甘味処についていろいろたずねてみたら、これが大穴であることが分かった。両口屋のどら焼きについてさえ、正確に答えることができなかった。


すなわち、AIはインターネットに情報が存在しない回答を生成することができないのである。それだけではない。評価さえも適当になるのだ。


公序良俗に反することについては、回答を断ってくることはよく知られていることだが、宇野鴻一郎とか川上宗薫という新聞小説で一世を風靡した作家についても正しく答えることができないのは、いかがなものか。


賞の名前は忘れたが、両名とも文芸賞を受賞しているまともな作家である。篠山紀信と加納典明の比較でも、プロンプトをいろいろ工夫してもハルシネーションが出てきてその回答を信用できない。


篠山紀信の「Santa Fe」は、未だに世界一の販売数を誇る写真集だそうだが、この写真集が印刷フィルムの帯電防止技術にイノベーションを起こしたことが知られていない。わずかなゴミでも付着位置により大きな問題となるようになった。それをAIは、質問を工夫しても正しく答えられない。


このようなAIに没入し、自殺者が現れた問題を1週間ほど前にクローズアップ現代で紹介していたが、AIの正体を正しく知ると、今のAIに没入などできない。せいぜい話相手のいないヒマな時に無駄な質問をして、AIを便利な友物として扱う程度である。


AIが答えを出せない質問をしてAIをからかっているが、AIは怒らないので楽しい。また、ハルシネーションを乱発してもそれが自分の責任ではないとケロッとしている厚かましさと不誠実さである。この点は、大変よくできたおもちゃだ。


AIの持っている知識の正体や、その思考方法を学ぶと、AIの便利で有効な使い方が見えてくる。ホストやホステスの代理という使い方はつまらない。

カテゴリー : 一般

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