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2026.02/15 メタマテリアル

20年ほど前にメタマテリアルのブームがあったが、最近あまり騒がれていない。ロシアのヴェセラゴが60年以上前に予言した負の誘電率の材料である。

30年ほど前に帯電防止材料を開発していて、メタマテリアルを見つけた。帯電現象の解析にインピーダンスを用いて研究していた福井大学客員教授時代である。

当時電気化学の先生と共同研究していたので、この問題について結論はすぐに出た。早い話が、キワモノデータと評価されていると説明を受けた。すなわち、再現性が無かったり、測定法に問題がある場合ばかりであり、学会発表したりすると信用されなくなる、とのこと。

それでは今実験している系について研究発表は難しいのか尋ねたところ、インピーダンスに絶対値をつけて発表すればよい、とご指導くださった。そして発表時に絶対値の質問があったなら負になる場合の存在をさりげなく答えればよい、と発表の仕方も教えてくださった。

案の定、この研究について発表してもお約束のように絶対値としている点に質問は無かった。また、質問されても困ったので、先生のご指導で助けられたことになる。

その後、20年ほど前に中間転写ベルトの量産が始まった時に、材料の改良研究も開始した。すなわち、カオス混合により、パーコレーションの制御がコンパウンド段階で可能となったので、それまで6年間研究された材料について見直しを始めたのだ。

その時もメタマテリアルが発見された。電気の専門家が材料評価をやっており、彼が血相を抱えて報告に来た。誘電率が負になったと慌てているのだ。

また、世間ではメタマテリアルが話題になり始めていたので彼の驚きもブームの影響があった。但し、レーザープリンターに使用したところ使い物にならなかったので、そのままボツにしたが、今改めてこの時の現象について見直しを始めた。

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