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2026.07/15 実験を効率的に行うには

結論を先に書くと、「実験目的を実現できる実験を最初に行えばよい」となる。科学的に実験を行おうとすると効率は必ず下がる。これは当方の経験知であり、人生において何度も効率の高い実験を行ってきた。

一番時間数が少なかったのは、電気粘性流体の劣化防止技術を開発した実験である。京大工学博士や阪大工学博士はじめ6名の研究スタッフが1年かけて否定証明で出した結論を、たった一人で一晩の実験によりひっくり返している。そして実用化への道が開けた。

この時用いたのは、データサイエンスの手法による予測と、得られた結果を用いた実験だけである。ただ、その後ひどい目に遭ったことをこの欄に書いている。

その次は、高分子前駆体を用いた高純度SiCの開発実証実験である。これは、たった4日間の実験で得られた処方の酸触媒だけ変更した技術が今も使用されている。無機材質研究所長お墨付きの最短実験である。

カオス混合装置はプラント建設に3カ月かかっているので、当方の実験では時間がかかったほうである。但し、コンパウンドの性能は予想通りであり、すぐに量産になっている。

電気粘性流体に用いる粒子は1週間から1か月ぐらいだったと思う。「思う」と書いているのは、この時3種類の粉体を開発しており、そのいずれが採用されるのか分かるまでに時間を費やしたためである。

再生PETボトルを用いた環境対応樹脂は、データ駆動で3か月かかっているが、これはより良い物性を極限まで追求し続けた結果である。

カテゴリー : 一般

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