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2017.07/18 技術革新

当方の子供の頃はモノクロ写真が中心で、記念写真がカラー写真になったのは、中学生のころからである。いわゆるオリンピックをカラーで見ましょう、とTVのカラー化が進むとともに、銀塩写真もカラーフィルムが普及し始めた。

 

写真が趣味の父親が当方を被写体に写真をよくとっていたが、カラーフィルムは値段が高いために、カラーが普及しはじめても、小学生の頃の写真はすべてモノクロである。

 

カラーが中心になったのはコニカ一眼レフカメラが我が家のメインカメラになってからである。当時は、壁掛けテレビが夢のテレビとして語られることがあってもカラーフィルムが使われなくなることなど考えもしなかった。ゴム会社から転職したときもデジタル化が始まった時代であるが、カラーフィルムの情報量をみると、これが使われなくなる時代など退職後と思っていた。

 

しかし、あっけなくフィルムカメラの時代は終わり、いまやデジタルカメラの時代である。そのデジタルカメラも性能向上が著しく、一眼レフもミラーレスカメラに置き換わりそうな勢いである。コンデジのミッドレンジクラスまではカメラ付き携帯にとって代わられ、カメラ業界は大変な戦国時代となった。

 

いつかはニコン、と思いつつも、ニコンカメラは高かったので、学生時代に買ったカメラはペンタックスME。以来ずっとペンタックスを愛用してきたが、デジタルカメラの時代になり、最初に購入したデジイチはニコンD2H。ペンタックスのデジイチの完成度が低かったので思い切ってニコンへシステムを入れ替えるつもりだった。

 

しかし、ニコン独特のカリッとした写りに戸惑った。フィルムカメラのF100も同時に使用してみたが、フィルムもやはりカリッとした描写である。ポートレートはペンタックスレンズの描写を気に入っていたので、結局ペンタックスD10、D20、D7と買い続けることになり、技術革新の波の中で出費が嵩んだ。

 

今ソニーのミラーレス一眼が注目を集めている。ソニーのカメラ技術の半分は、旧ミノルタの技術陣である。旧ミノルタは自動焦点一眼レフのパイオニアである。また、その昔木陰で水着に着替えるCMがヒットしたように、ポートレート描写には、いわゆるボケ描写には定評のあるレンズの会社である。一眼レフカメラの首位が入れ替わるかもしれない。

カテゴリー : 一般

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