2017.08/17 デジカメ
20世紀末に登場したデジカメは、転換期である。すでにコンパクトデジカメの低価格品は携帯端末付属のカメラに追いやられた。一眼レフカメラは、ミラーレスの追い上げがものすごく、キャノンとニコンの二強にソニーが割ってはいてきた。
ソニーのミラーレスは、その性能ですでに一眼レフを超えたと言われている。東京オリンピックの時にカメラマンが使用しているのは、キャノンやニコンではなくソニーだともいわれ始めた。
しかし、これは旧来のパラダイムで捉えたときのトレンドであり、今静止画像の撮影は、圧倒的に携帯端末カメラを使用しているケースが多い。SNSへ画像を掲載するための撮影であるが、3人に1人がそのために何処かへ出かけているという。
一方消費行動の30%以上がSNSへ写真を投稿する目的、というデータも存在する。もはや、写真を撮影するという行為は従来のパラダイムで捉えられない時代である。
このような時代に、市場で販売されている一眼レフを改めて眺めてみると時代遅れの遺物に見えてくる。懐古趣味的デザインの商品も企画されたりしたが、今一眼レフに求められているのは携帯端末カメラをはるかにしのぐ商品性を持ったカメラである。ご興味のある方は問い合わせてほしい。
カテゴリー : 一般
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