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2018.03/20 事業企画における外部の活用

起業して7年が過ぎたが、面白い仕事として、お弁当箱事業市場調査というのがあった。お弁当箱の市場がどのようなものか全く知らなかったが、未知の分野でも事業を前提にした調査手法は同じなので苦労はしなかった。調査したところ日本のお弁当箱は今や世界的に有名で欧米に多数輸出されていることを知った。

 

そのデザインが海外でも受け入れられているためで、原宿でお弁当箱を持ってそうな外人にヒアリングすると一人で2-3個持っているとのこと。キーワードは「かわいい」であった。昔お弁当箱と言えばアルミ製だったが、今は樹脂製で様々なデザインの商品が存在する。

 

技術調査でもそうだが、現在の市場調査だけでなく将来予測がこの手の仕事では腕の見せ所となる。ネット情報として弁当箱の将来動向が公開されていたが、これだけでお茶を濁していては当社の能力を疑われてしまう。そこで某大学芸術学部の先生にご相談し、調査結果を基に将来流行しそうな新デザインの設計を実施した。

 

数十人の学生に課題を与え、各種デザインをお願いしたところ、奇抜なものから実用性があって面白い新製品が出来そうなデザインまで集まった。その中から数点、プレゼンテーション用に精密立体図を作成してもらった。これらの成果をまとめお客様に提出したのだが大変喜んでもらえた。残念だったのは弊社が少々赤字になったことだ。

 

赤字になっても大学に依頼したのは、単なる市場調査ならば今どきネット情報でもできてしまう。弊社としての特徴を出すために何をやるか、と考えたときにどうしても新デザインの提案をしたかったので、予定外の出費を決断した。

 

赤字が予想されても実施したのは、昔アメリカの有名なコンサル会社にゴム会社が依頼したファインセラミックスの市場予測レポートがあまりにもお粗末だった思い出があったからだ。1000万円前後支払ったそうだが、厚みこそ値段相応でありながら中身は単なる数値情報の山だった。

 

それらを解析してみても結論は通産省の役人が作成し公開されたレポート以上の内容は得られなかった。早い話が、当時の通産省から公開された情報だけで十分だったのに、さらに1000万円前後かけて、恐らくお役所と同じ情報源と思われる情報を集めていたのだ。

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