2018.05/06 中国のトイレ革命
10年前に比べて中国の公衆トイレがきれいになってきた。10年以上前は、緊急でなければ使いたくないトイレが多く、ホテルまで我慢したことが多かったが、上海市内に限れば、それがなくなった。
ネットには、この状況がトイレ革命として報じられている。従来の大便用トイレに間仕切りが無かった状態が洋式トイレになり、さらに便座シートが自動で新しくなる衛生的なタイプも登場した。
しかし、行き過ぎの衛生トイレもあり、例えば全面ガラス張りや、カラフルで宙に浮いているようなトイレ、自然と一体になったトイレなど観光地には風変わりなトイレが登場しているという。
これは習近平氏が先の全人代でトイレ革命を指導したからだそうだが、コンビニにトイレが付いたのではなく、トイレにコンビニが付いた改革や、ATM付きトイレ、テレビ付きトイレ、さらには「おもてなし心満載の巨大TVの設置された応接室」付トイレなどびっくりするトイレが登場しているという。
さすがに中国国内ではこのようなトイレに対し、お金の無駄遣いや、非実用的などの批判が出ているが、中国人のこのようなトップの指示に対して「やりすぎ」革命には納得のゆくところがある。
習近平氏にもこの情報は伝わり、さっそく行き過ぎを禁止する指示が出たといい、今それぞれの町のトップがトイレ視察を行っている。
日本では絶対にこのようにはならない。それは今の国会審議の様子を見ていれば明らかだ。民主主義を誠実に実行すると非効率的なお金の使い方になる。そして発想力の乏しい官僚により、箱もの行政となる。現実離れした華美なものができない代わりに皆が満足した不要のものが作られる。
カテゴリー : 一般
pagetop