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2018.09/08 今という時代(1)

日本体操協会の塚原夫婦の問題では、この夫婦の人柄を誉める意見も出てきた。ニュースとして流れている情報を元に当方の独断で推定したこの問題の姿を描いてみると次のようになる。

 

誠実さに欠ける人物が若い時の成果で自己実現努力をしないまま社会のリーダーまで上りつめる。老人となったこの人物が、過去の時代の教育で身についた価値観で社会に貢献しようとしたところ、大きく変わった今の時代の多様な価値観を理解できず、唯我独尊で一生懸命行動する。その結果引き起こされたのがこの事件、と言える。

 

塚原夫婦は何がどのように悪いと批判されているのか、恐らく正しく理解できていないのではないか。ただ弁護士から指導されて発言に気を使っているだけに見える。ゆえにワイドショーに出てきてその発言にボロが出てしまい、またそれが批判されるといった状態になっている。

 

ゴム会社でFDを壊されたときに当方が最初に悩んだのは、過重労働までして頑張って、住友金属工業とのJVとして高純度SiCの事業を立ち上げたのに、何故仕事の妨害をされなければいけないのか(FDが壊されたのは1枚ではない)、それを上司に訴えてもなぜ事態の改善をしてくれないのか、という点だった。

 

この時会社は、想定外の隠蔽方向に動いた。ここで当方は自己の置かれた立場とFDを壊した犯人について考えた。犯人は電気粘性流体の耐久問題を一年かけて解決できず、科学的に完璧な否定証明を行った人だった。

 

事情を知らなかった当方は、その人の前でその証明を一晩でひっくり返してしまったのだ。その時問題解決に長時間かかって失敗したなどと知らされてなかったので、悪いことにドヤ顔で成果を見せていた。

 

この時の知らなかったとはいえ自己の無思慮の行動と、高純度SiC事業化リーダーという立場を誠実に自己批判した。立ち上がったばかりの高純度SiCJVを滞りなく継続するためには早期にこじれた事態を収拾しなければならないと仕事中心に反省し判断を下している。

 

当方のFDに犯人しか触れることのできないFDをベタコピーされたたためにデータがすべてなくなり、会議の準備ができなかったため、その事件を会議の席で発表したことは、当方の犯したミスと考えた。

 

犯人は同じ職場にいたので、その日から犯人と被害者である当方は従来と同様に仕事を続けることができなくなった。その結果転職する決断をして事態を収拾している。

 

塚原夫婦の問題においても、まず彼らが辞職するのが誠実な判断であると思われる。また、そうしても皆が納得する年齢でもある。しかし、それでも協会に判断をゆだねる、としている。

 

塚原夫婦は、ニュースで報じられている事実だけで、どのように考えても二人は自ら辞職の判断をすぐに下した方が誠実な人物とみなされる状況なのだが。

 

第三者委員会のリーダーは朝日生命と関係する人と言われているのでどのような結論を出すのか注目したい。

カテゴリー : 一般

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