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2019.02/10 小鯛の笹漬け

昨日来客があり表題の高価なお土産を頂いた。高いものなので土産として自分で購入したことはなく、毎度頂き物以外で食べたことは無かった。舌鼓を打ちながらふと守口漬けを思い出した。

 

この二つの共通点はただ樽に入っている点だけで樽の大きさも異なり、なぜ守口漬けを思い出したのか不思議だった。この突然思い出した理由をあれこれ考えていたら、この数年樽に入った守口漬けを見ていないことに思いが至った。

 

実は毎年父親が土産で持たせてくれたので、9年前まで守口漬けを食べない年は無く、朝食で食べるのが一つの習慣になっていた。父親が亡くなってもしばらくは自分で購入していたのだが、この数年その習慣が無かった。

 

大和屋の守口漬けに、両口屋の千成、カクキューの赤だしはかつての定番の土産だったが、実家をたたんでからいつのまにか名古屋に行く機会も少なくなった。小鯛の笹漬けを食べながら小鯛とは全く無関係のことを考えながら連想の不思議を味わった。

 

樽に入った美味という共通項だけで赤だしまで連想が続いたのは、酸味から発酵という連鎖かもしれないが、このどうでもよい連想でも、アイデアを思いつくときと似ている点が面白い。

 

アイデアを生み出すときにその人ゆえの営みからくる関係で連想し、論理と無関係な発想をどこまでできるかが独創性を高めるコツである。これならば、現代のAIでも思いつかないアイデアを生み出すことが可能であり、まさに新技術を生み出す一つのコツでもある。

 

朝ドラ「まんぷく」のマンペイさんはフクちゃんのてんぷらを揚げる姿を見て、揚げ麺で即席ラーメンを製造する方法を先週末8時14分に思いついた。即席ラーメンの技術はマンペイさんの生活の営みから生まれた商品なのだ。

カテゴリー : 一般

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