2019.03/25 フィギュアスケート世界選手権
世界選手権が土曜日に終了し、昨日はエキシビジョンが行われた。今回の世界選手権は、結果の話題に事欠かない。
日本人女子選手は、残念ながら3位以内に誰も入れず、男子は羽生選手が銀メダルで終わった。
日本開催にしては少し寂しい結果となったが、新陳代謝の激しいフィギュアスケートの世界では、日本スケート連盟の思い通りにはなかなか進展しない。
女子フィギュアスケートも4回転時代が到来し、4回転が飛べない選手として優勝したザギトワは、16歳にして引退を考えることもできる。
何も引退をしなくてもまだ戦える、という人がいるかもしれないが、それは選手本人が考えることである。
おそらく当方がザギトワならば4回転にチャレンジする道を選択するだろう。しかし、彼女は16歳の少女でこれから体形変化でジャンプに苦しむ年齢になる。
さらに、厳しいチャレンジの道を歩む必要もないほど彼女はすでにトップスケーターに必要なすべてのタイトルを16歳にして獲得している。ゆえに未練なく引退を選ぶことができる。
同様の理由で、今回負けた羽生選手についてオリンピックで金メダルを取った時に引退の話題が出たりしている。
ところで、彼についてファンは今回の結果を残念に思う必要は無い。彼のこれまでのキャリアと年齢、そしてケガの状態から、もし今回優勝していたら引退を言い出していたかもしれないからだ。
おそらく彼のチャレンジ精神により今回2位という成績で引退を考えないだろうから、来シーズンも羽生選手とネイサンチェンの戦いを見ることができる。
ライバルのネイサンチェンは、「幸いにも今日はくまのプーさんもリンクの片側に寄っていたので、ウォーミングアップがしやすかったです。」と挑発的な発言をしている。
おそらく羽生選手は、この発言を聞き、来シーズンはスケートリンクをクマのプーさんで埋め尽くす決意をするかもしれない。
勝負について日本人には残念だったかもしれないけれど、そこから来シーズンを予想すると夢を持てるかもしれない。
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