2019.05/29 昨日の話
昨日の話は、気持ちの良い話として書いているが、読みようによっては愚痴として読める。昨日の話を別の表現で書くと、会社が統合されたばかりで当方をよく知らないセンター長が、当方の熱意に一発勝負を賭けた話となる。
センター長は高分子について知識のない方だった。半年後にはベルトの生産が順調に立ち上がると信じていた。窓際となって腐っていた当方に役割を与え、活性化させた前任者を人格者だと思っていた。
カオス混合の話はよくわからないが、当方の熱意に決裁権の範囲であればお金を出そうという気持ちになった。騙されるような結果になっても良いから、とセンター長は優しく言って設備提案書に印を押してくださった。
当方は同僚に恵まれた職場に異動し、退職前の花道を導かれるまま歩かせていただいた幸福なサラリーマンだった、という書き方をすべきだろう。
ただ、部下の課長の前で、当方の知識やアイデアを全否定したコンパウンド会社の課長は隠れた功労者だと思う。部下の課長は、当方がコンパウンド開発に専念できるようセンター長に懇願している。
当方は、部下とコンパウンド会社の二人の課長に気兼ねすることなく、半年間コンパウンドの開発と工場立ち上げに専念できた。
退職の日に用意された講演会の場で妙な愚痴でもこぼして誤解されるような発言をしないように、偶然起きた大地震が退職記念パーティーまで中止にしてくれた。天も味方してくれている恵まれた人生である。
カテゴリー : 一般
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