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2019.10/15 上野千鶴子氏の高校教育論

東京大学入学式で述べた祝辞が大きな話題を呼んだ上野千鶴子氏の石川県立金沢二水高校新聞1966年1月17日号に掲載された文章を先日見つけた。

 

上野氏が高校2年の時に寄稿した高校教育論である。53年前に書かれたその文章の内容について、同じ時代に中学生だった小生には、よく理解できる。

 

ただし、今でも大きく変わらない高校教育の現状と、社会を経験してきたこの年齢、当方の高校生時代などいろいろ思いめぐらしながら、その文章を読むと、理解はできても物足りなさを感じる。

 

最も上野氏17歳の時の文章だから「青さ」があっても当たり前だが、それを今更掲載した教育ジャーナリストは、上野氏の了解を得たのだろうか。

 

多くの大学教育でさえも学問と呼べないような授業が行われている日本で、さらにはSTAP細胞の騒動で露見した、一流大学におけるいい加減な学位授与の状況では、学問の視点ではなく日本の高校教育の教育としてのまともさが際立ってくる。

 

思春期は生意気に教育批判をしたがる歳でもあり、そんな時代に亡父から評論している暇があったら読書をしろと、ドラッカーを勧められた。教育環境は学校だけではない。

カテゴリー : 一般

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