2019.11/06 助言者の重要性
企業における管理職の助言者としての役割は重要である。この役割により、組織に成果を生み出し、人材も育成できる。コーチングが20年近く前に流行した原因である。
コーチングについてはそれなりのスキルが要求され、良いコーチングにより成果が生み出される。
当方は、写真会社で有機無機複合ラテックスとこの技術を応用したゼラチンの高靭性化でその高い有効性を実感した。
この技術以外に、保護コロイドや、ポリマーアロイラテックス、酸化スズゾルなどを活用したPETフィルムの帯電防止層や、写真感材の環境対応技術などでもコーチングスキルが発揮された。
しかし、有機無機複合ラテックスでは、当方以外の誰もが不可能と言っていた技術であり、コーチングだけでできるのか、と内心懸念していた。さらに技術が生まれるきっかけとなったのは、当方の激励の言葉と一枚の絵だった。
決して具体的な技術内容ではなかった。コーチングの面白さは、ここにある。コーチに4回転が飛べなくても宇野昌磨には飛べるのだ。しかし、その成功の信頼性は飛べないコーチのコーチングにより高められる。
今季宇野昌磨は日本スケート連盟の不手際でコーチ不在の戦いをしなければいけなくなった。シーズン初め、気丈にも彼は一人でもできるとマスコミに応えていた。
しかし、試合を経験するにつれて、精神面で影響している可能性に触れ、「どれだけ調子が悪くてもコーチがいると笑顔になることもある。1人では絶対にできないことがあることも痛感した」と話した。
この言葉は、助言者としてのコーチの役割の大きさを示す。研究開発でも同様である。良いコーチング手法は、新たな成果を生み出す。コーチングスキル向上について弊社にご相談ください。
カテゴリー : 一般
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