2020.02/14 人工知能(AI)普及と労働
AIの普及によりスペシャリストの労働だけになり、失業者があふれるという予測をする人がいる。人類がAIの発達を放置しておればそのような時代になるかもしれない。
しかし、これまでの歴史をながめると、ただ不安をあおっているよりもAIにより新たに生まれるビジネスに期待しそれを具体化する努力をした方が良い。
唐突かもしれないが、芸能人の不倫に対する社会の厳しい反応を見ていると、一つの解がそこにある。芸能人だけでなく、一般人にも不倫が増えているという。
海外出張でコネクティングルームを確保してバツイチ女性と海外出張をする役人まで出てきた時代である。
すなわち国民の税金で疑わしいことをしても罪に問われないし、堂々とコネクティングルームで宿泊していた女性は自分の職務だと国会で答弁しているのだ。
これはAIが中心となった社会よりもびっくりする光景で、答弁に少し恥じらいが欲しかった。あれでは開き直りである。
一方で、不倫は文化だ、と名言を吐いた俳優は今不倫とは無関係な幸福な家庭を築いている。この不倫の帝王をマネジメントする奥さんの能力には感心する。
これらの風俗が未来の夫婦像だとすると不倫監視や保険などのビジネスは一定の社会ニーズが出てくると予想される。
文春などがすでに実施している不倫監視にはその道のスペシャリストが求められるかもしれないが、これは大学の偏差値とか形式知とは異なる今は存在しない社会の新しい尺度によるスペシャリストだろう。
法律の整備も進み始めた。夫婦別姓は、おそらく現代の夫婦の関係だけでなく社会の価値観を変えてゆく。その時子供たちはどうなるのか。
家庭が無くなり、家族の関係は崩壊し、社会への奉仕を忘れた犬猫のような官僚が跋扈する社会において、社会秩序をどのように構築してゆくのか、と考えたときに新しいサービスが見えてくる。
ドラッカーは誰も見たことのない未来が始まる、と遺作の中で述べていたが、一方で未来は今の時代にその姿があることも指摘している。
AIに恐れおののくよりも人間中心の幸福な社会をどのように築いてゆくのか夢を描けば、未来のビジネスのヒントに気がつく。
カテゴリー : 一般
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