2020.04/14 二律背反
新型コロナウィルスの猛威が世界中でおさまらない。中国ではすでに収束化し、武漢の都市封鎖が解除されたというが、現地も含め信じている人が少ない。
さて、ウィルスに対して科学的な対応は、人類がそのウィルスに対して免疫を獲得することだと言われている。
さらに、全員が獲得する必要が無く、免疫者の無限クラスターができる約7割の人類が獲得すればよいことが研究により示されている。
またこの研究については、他のウィルスで実証されており、真理として定着しているという。
この科学の真理に従えば、皆が感染するような行動が求められるが、ウィルスに感染すると一定数の割合で死者が出たり、重篤な肺炎を引き起こすということで、感染しないほうが良い。
免疫を獲得するためには、ウィルスに感染する必要があるが、ウィルスに感染すると病気になったり死んだりする可能性があるので、感染しないほうが良い、このような矛盾した事象の対立を二律背反と言う。
人類は、これまで科学の真理と二律背反となる事象に対して、技術を開発して対応してきた。ただし、科学で解明されていない問題でも、技術が生まれている事実に気がつく必要がある。
例えば、ウィルスの流行に対する二律背反を解決するためにワクチンを開発しているが、これは唯一の方法ではない。
ワクチンを科学の成果と思われている人がいるかもしれないが、これは二律背反を解決するための一つの技術成果である。技術成果だから、本当に効果があるかどうか慎重に科学的審判を下せるように実験を行う必要がある。
科学の成果は、ワクチンにより免疫が獲得されるメカニズムを明らかにしたことである。
ゆえに、ワクチンが効果的と分かっても、科学の真理を導き出すようにすぐに開発できず、時間がかかる。
ウィルスの代わりに、流行しているウィルスに対応可能な免疫を獲得できるようなワクチンを開発するにはどうしても試行錯誤的になるのだ。
すなわち、新型コロナウィルスに対抗できるワクチンを作るためにある期間の技術開発が必要になる。
ところで、ウィルスに人類が対抗する方法はワクチンしかないように思われているが、今回の新型コロナウィルスでは不思議なことに、感染しても重症化しない人が一定数、しかも7割以上いることが分かってきた。
やや荒っぽい方法になるが、この機能に着目すると、感染して重症化する人を選別して隔離し治療を行うが、感染して重症化しない人を放置して無限クラスターを形成する対策がある。
これをうまく行うには、感染している人を見つけようと積極的に感染しているかどうかの検査をしないで、発熱して重症化しそうな人だけを探し出して検査すればよいのだ。
ところが一定数の重症化する人が集中的に現れると医療崩壊を起こすので、満遍なく救済するにはどうしたら良いのか。
これはドッジボールと同じで、可能な限り人類がウィルスから逃げ回ればよい。うまく逃げ回る方法の一つが、今回の場合は壇蜜ならぬ3密なのだろう。
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