2020.11/02 スピーカーと科学(2)
部屋の問題が解決したら、欲望を満たせるオーディオ技術が存在するかというと今度はスピーカーの問題が出てくる。
若いころにはオーディオのショールームに通い、今は音工房Zの視聴会に暇さえあれば参加しているが、100点満点をつけられるスピーカーに未だ出会っていない。
科学的にスピーカーを研究し、大学のベンチャービジネスとしてスタートしたBOSEは、音場再生に優れたスピーカーを提供してきたが、今販売されている製品は1機種のみとなった。
20世紀になんクリで有名になったJBLは、最近影が薄くなり、B&Wがスピーカー量産メーカーとして有名になった。
このB&Wのスピーカーについて驚くのは、価格と性能がうまく線形性をもって品ぞろえされている点である。
価格の安いスピーカーと高いスピーカーを比較試聴すれば、すぐにどちらが安いのかわかる仕掛けである。
これはおそらくスピーカーの科学的研究成果が商品に展開されているためではないかと想像している。
また、メーカーのホームページを見てみると、価格の高い商品が性能で優れていることをダイヤモンドで表現している。
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