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2021.01/04 箱根駅伝

お正月は3日間毎日駅伝が放送される。1日は社会人で2日と3日は学生の駅伝である。この駅伝の面白さは、必ずしも選手の実力だけで順位が決まらない点である。

 

すなわち、駅伝参加選手のベストタイムを合計して比較しても、必ずしもその順序で勝敗が決まらない面白さがある。

 

例えば総合優勝こそ逃したが、往路優勝の創価大学の躍進を予想された方はどれだけいただろうか。11月伊勢で開催された全国大学駅伝では、書類審査で落選したチームである。

 

また、監督がTVに出てくるのでご存知の方が多いと思うが、上位の常連校青学が、往路でまさかのシード圏外である。

 

まだ復路が残っているのに早々と青学監督は敗北宣言を出した。しかし、ドラマが待っていた。総合優勝チームと2秒差で復路優勝したのである。

 

駅伝の面白さは、このようなところにあるのだが、技術開発も同様である。科学の形式知で考えている限り、当たり前の結果しか期待できないが、自由な発想で、E.S.ファーガソンが指摘した技術屋の心眼で現象を眺めると、ドラマチックなアイデアが生まれる。

 

高純度SiCの合成技術や、PPSと6ナイロンを相溶させた中間転写ベルト、ゾルをミセルに用いたラテックス重合技術で実現できた高靭性ゼラチン、酸化スズゾルを用いた帯電防止層、電気粘性流体の耐久性改善技術、電気粘性流体用3種の特殊構造粒子などいずれも科学的に考えていては生まれなかった成果である。

 

科学にとらわれない自由な発想こそ新たなイノベーションを引き起こす原動力になる。成果が出たところで科学的に解析し、形式知としてまとめ、伝承する。このような手順に関心のあるかたはご相談ください。

 

蛇足だが、TVで聞こえてきた駒大監督の「男だろ」という檄は、ハラスメントになるのかならないのか、ふと考えてしまいました。ただ、この檄で3分以上あった10区の差がひっくり返り、駒大の総合優勝となったのだが。

 

アンカーは檄に応えて無事「男」となったのだが、難しい時代です。檄とか気合とかで底知れぬ力が発揮されることを経験された方は多いと思う。

 

当方は無機材研の電気炉の前でひたすら神に祈り、その祈りが通じたのか、電気炉が制御をはずれ暴走して、SiC化のための理想的な温度パターンが得られた科学では説明できない不思議な体験がある。

 

カテゴリー : 一般

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