2021.05/18 デジタル化と社会
ワクチンソフトの不具合がニュースになっているが、アルビントフラーの著書がベストセラーになって40年近く経つ。そして、今日のデジタル化が進展した社会で情報はもはや波ではなく日常のものとなった。
具体的にはアマゾンその他の流通革命があり説明の必要は無いと思う。デジタル技術で何かを変革しようと考える間もなく、世の中が変革された状態の中に取り残された企業や国家の組織があふれているのが現在の状況である。
そして、過去の経験をそのままに取り組んで不具合を発生させて右往左往しているのが、ニュースとなったワクチンソフトの問題である。これは仕事のやり方をデジタル時代に適合させていなかっただけである。
仕事そのものをデジタル時代に適合したやり方で推進するとは、と言う問いについては、ドラッカーの言葉が参考になる。すなわち、日常の仕事は常にイノベーションの要素を含んでいなければいけない、と彼は述べている。
今更デジタルトランスフォーメーションなどと叫ぶ必要は無く、もうすでにデジタル化社会になった今、素直に身の周りの仕事を社会の中で再度定義づけを行ってみると、やるべきことが見えてくる。
例えばBtoCで事業を行っている会社であれば、かつてその間には複雑なサプライチェーンが存在した。しかし、デジタル化が進展し、BとCを直結できる可能性が生まれた。これは重要なことで、この可能性に着目している企業はどれだけいるのだろうか。
ある会社の営業担当にこの話をしたところ、それが簡単ではなく既存のチャネルを壊す可能性があるから、云々と化石状態の回答が返ってきた。既存のチャネルなど壊れても良い、という発想こそ大切である。
また、商品を売っている、という発想はデジタル時代の発想ではない。この意味が不明な方は弊社にご相談ください。環境問題も含め、すべてがデジタル化の中で変革を求められているのだ。
ところで、昨日舛添氏はワクチン接種についてとんでもない勘違いをニュースで伝えている。彼はWEBで申し込んで何とか8月21日が最速、と言っていたが、昨日東京都の大規模接種予約センターで予約したところ、5月24日に第一回を予約できた。
第二回は会場で通達するとのこと。彼は2回目はネットパンクで予約できず、と書いていたが、何か勘違いをされておられる。もし早く予約を取りたいならば大規模接種予約センターを活用すればよいのだ。
今ならば東京都区内在住者は5月中に第一回を接種可能と最新ニュースで伝えていた。舛添氏も早く摂取したいのであれば、政権批判をする前に5月23日までに大規模接種センターに予約すればよいだけである。
ネット予約は、手続き時間30分弱(注)かかっているが、手順通り行えばできるのだ。舛添氏が言われるような恐ろしく時間がかかるわけではない。できの悪いプログラムを前に1時間程度は我慢できる老人でありたい。おそらく昨日11時から予約受付した大規模接種センターの稼働で、一気に接種率が上がるのではないか。
(注)おそらくプログラムの設計が悪いのだろう。申し込みをしたときにアクセス数が多いと、はじかれてTOP画面に戻る動作をしていた。そのため、また最初から名前等の情報を入力することになる。一度入力した情報を記憶するようにできていないのだ。そのため5度も同じことを入力することになった。6度目にようやく受け付けてくれたので、30分以上かかってしまった。しかし、落ち着いて気長に入力しておれば必ず受け付けてくれるはずなので、手順通り操作を行うことをお勧めする。設計の悪いプログラム相手に腹を立てても仕方が無いのである。このようなプログラムしか発注できない担当者の時代遅れの知識が問題なのだ。
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